6月11日(火)、カリフォルニアにあるサミュエルメリット大学看護学部教員のシルヴィア・フォックス先生が聖隷クリストファー大学看護学部の交流事業の一環で、通訳の村松沙都さんとともにぴあクリニックに来られました。 アメリカにはACT(Assertive Community Treatment)など先進的なプログラムが提供されている地域や、マディソンを首都とするデーン州のように、行政が主体となって包括的に精神保健福祉システムが構築されている地域もあります。しかし、アメリカという国のスケールでみると、日本のような国民皆保険制度がいまだ成立していないため、利用できるサービスは地域と経済力などによってかなり異なってきます。日本であれば、精神科訪問看護は交通の便が非常に悪い地域などを除けば、自立支援医療の利用によって低価格で利用することができるようになってきましたが、フォックス先生が住んでおられるカリフォルニア州サンフランシスコ近郊では、このようなサービスは”amazing(素晴らしい)” なのだそうです。